『ワイルド・スピード スーパーコンボ』感想
ネタバレというか普通に最後までの本筋に触れる感想
シリーズではMEGA MAXが一番好きなのでMEGA MAX貼っつけときました。
スーパーコンボ、敵が強化改造人間イドリス・エルバな時点でリアリティラインがどうでもよくなるのでその時点で勝ちだよねこれ。まあメインシリーズの方も4作目から派手アクションに舵を切りはじめ5作目の金庫破りで吹っ切れてエスカレートし最新作ではロック様が魚雷の軌道を素手で捻じ曲げたりしてるしリアリティラインなんぞ言うだけ野暮か。
個人的には執拗に金的を狙ってくるヴァネッサ・カービーが最高な映画、という感じ。主演二人のアクションはもちろん派手&スタイリッシュで観てて楽しいんだけどなんか編集や演出がもっさりしててそれで損してる感が否めない。アクション以外のパートもなんかグダグダしててそこもっと切り詰められるだろ…ってとこが多い。飛行機内で通路挟んで言い合いしてるとこなんか特にひどかった。まだやるのか…と思ってたところに航空保安官が登場して一段落するかと思ったらそこからも長いし。キツイ。
でもやっぱりロック様&ステイサムという肉体アクションがウリの二人が主演ながらその肝心のアクションシーンがなんかいろいろもったいないのがね。多分本家シリーズの肉弾戦パート見てた方がおもしろい。
二人の戦闘スタイルがロック様は力こそパワーなゴリ押し系なのに対してステイサムはテクニカルなスタイリッシュアクション、というのをもっと活かしてほしかったなあ…って。確かに冒頭の画面分割の日常編から情報収集のための戦闘のくだりとか、CIA襲撃時の壁を下るところ、中盤のエティオン研究所突入の二つの通路に分かれての戦闘等、それぞれのスタイルの対比がわかりやすい箇所はあるだけど、それを共闘時にもっとやって欲しかった。
それこそクライマックスの崖下での 2 vs.1 ではブリクストンが異なるタイミングでの攻撃には同時に対処できない、って弱点に気づいたところは2人の戦闘スタイルの違いを活かせる展開だったと思う。
とまあ文句おを言い出したら割ときりがない作品ではあるんだけど、面白いことには間違いない。予告ではどうしたらこういう展開になるんだと思っていた終盤のサモア戦は全部楽しかったし。
ヘリを飛ばせないようにするには車をいっぱいつなげればいいんだよ!
まあ一番笑ったのはカメオ出演のライアン・レイノルズですけどね。最初ホブズにコンタクトとってきたキャラを見てびっくりしたよもう
んでエンドロール後に「今度は皮膚が溶けるウイルスだ」だもの。そうだよね、デッドプールで君ドロドロになってたもんね
あ、しっかりゲースロのネタバレ食らいました。ゲースロ本編は未見です。
おまけ:ワイスピシリーズ好きな順
1. MEGA MAX
2. EURO MISSION
3. SKY MISSION
4. X2
5. MAX
6. TOKYO DRIFT
7. 無印
8. ICE BREAK
1~3位は固定なんだけど正直シリーズ前半は観たのがだいぶ前なのでだいぶ記憶あやしいとこがあるので再見したら多少変わるかも。まあ1~3と4以降ではだいぶシリーズの毛色も違うしあまり比較対象としては微妙な気もするけど。
ICE BREAKは単体のアクション映画としては最高に面白いんだけど、キャラの扱いがクソなのでシリーズの中での位置づけとしてはシリーズ最下位。エレナのくだりは無かったことにして欲しい。ハンに関しては脚本家がなんとかしてくれるらしいのでそれに期待。なんならTwitterでもよく言われてるけど強化改造人間が出てくるリアリティラインならもうメカ・ハンとして復活でいいよもう。
ちなみにスーパーコンボを入れると4位の前後くらい。
文句いってるけどやっぱり結構好きじゃねーか
おしまい。