920の趣味雑記

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映画漫画アニメ小説とか自分の好きなものについて語りたいことを吐き出す場所。とりあえず書く。920で"くにお"と読みます。

『アポカリプト』感想

 

アポカリプト(字幕版)

アポカリプト(字幕版)

 

 以前から観ようと思いつつネトフリのマイリストに突っ込んだままだった本作。今月の配信終了リストに含まれていたので慌てて鑑賞。

 

ランタイム2時間17分のボリューミーな大作だけど長さを感じさせないパワフルな作品で楽しかったです。

決死の逃亡と追跡の後半戦はそういうのが観たかったの連続で最高やね

 

以下鑑賞直後のつぶやき&ネタバレ

 

鑑賞前から何度かgifとかで見かけていた生贄儀式の首ゴロゴロ、何度も見せてくれて楽しかったよ

 

その後主人公が落っこちた死体置き場の画の壮観なこと。一部生贄の目印の青い塗料が残ったやつもあるもののほとんどが黒く汚れてとにかく汚い死体の山。よくあるグチャグチャスプラッタ―とは違う、どっちかというとこっちのがリアルに近いんだろうなあと思わせるあのエグさ。グチャグチャスプラッタも大好きだけどこういうモツなしのエグさも好き。死体最高!死体を雑にゴロゴロする辺りとか完全にただのモノ扱いなのいいよね…

 

感想ツイートでも挙げた『トマホーク ガンマンvs食人族』では強烈なゴアシーンに至るまで乾いた岩場、荒地を淡々と進んでいく様子が描かれて、ほぼ塵と砂の世界で派手なな色が無かった分、ゴアシーンの強烈なモツの色が映えていた。

 

 それに対して『アポカリプト』では生贄の儀式では司祭や貴族、商人らが派手な衣装に身をつつんでる上に生贄にされる人間は青い塗料を塗りたくられていて全体として画が派手。だけど首を切られただのモノと化した死体が積まれた後継はとにかく色がほぼ茶色。

 

ゴアとそれ以外のシーンの色合いが二作では真逆なわけだけど、どちらもそれによってグロが際立ってよかった。これがギャップ萌えというやつですか()

 

 

ゴア以外にも面白いとこいっぱいのアポカリプト、蟻で傷口ふさいでるシーンはそんなやり方あるの?!ってびっくりしたけど調べてみたら実際あるみたいですね。ちゃんと記事中でアポカリプトについて触れてる。

 

あと水中出産の衝撃。観てて主人公妻が産気づいてるのは分かったから救出されたあとに産まれてハッピーエンドかなと思ってたらまさかの水中にスポーン。すぐに引き上げてたとはいえあれはさすがにびっくり。これも実際にあることなのかな?とか思って調べたら普通に色々でてきたね。有名人もやったみたいな記事がいっぱいでてきた。でもまあさすがにちゃんとした医療体制のもとでやらないとリスクが大きいみたいね。当たり前か

 

 

さてこっから肝心の主人公の逃走劇の感想

 

主人公が生贄にされそうになった時、MMFRのマックスみたいにオラァ!って腕力で腕抑えてる人引っ張ったりして脱出するんかなあとか思ってたらそんなことは無く。ちょうどそのタイミングで日蝕が起こって生贄回避。まああの場で抵抗したところでさすがに逃げ場無いか。これこそ主人公補正。

 

で、余った生贄たちは狩りゲームの獲物にされるわけだけど主人公は瀕死の兄弟の助けもあってなんとか脱出に成功。息子を殺された父ちゃんは部下を引き連れて追跡開始!

 

…そういえば主人公の後にもいっぱい生贄残ってたけどみんな処刑されちゃったんですかね。

 

主人公の逃走劇、序盤は偶然襲われたジャガーが追手の一人を殺してくれたり勝手に毒蛇に噛まれて死んじゃったりと主人公自身の機転ではなく主人公補正的な要素で追手が減ってくのが物足りなかったんですけど(でも人が死ぬのは楽しい)、滝を飛び降りて故郷の森に戻ってきてからの反撃が「そういうのを待ってた!」でとても楽しい。蜂の巣を投げつけて妨害、毒カエル捕まえて即席吹き矢で仕留めるのは

だよね。ここで仕留めたやつの武器を奪って前半でも散々嫌味なキャラではよ死ねと思ってたやつをぶっ殺すのが一番スカッとした。父の仇だ!

いるよねああいうキャラ。けっこう好き勝手やるけどそれをボスにたしなめられて結局逆らえないやつ。

 

クライマックス、矢を受けた主人公に向かってこれで終わりじゃあ~とばかりに突進してくるボス相手に炸裂する冒頭の狩りでも使われたあの罠。目力で挑発し誘い込んでのあのフィニッシュはしびれますわ…

 

その後モブが2人残ってたのが以外だったんですけどその後の展開で納得。ちょうどそのタイミングでスペイン人たちが上陸。あの2人は野蛮人扱いで殺されるのかな。

 

こういうラストもいいな

 

2時間17分のアクション大作『アポカリプト』、好きなものがいっぱい観れてよかったです。